ニュージーランドは人口が少ないせいか、公共交通が余りなく、車の移動が必要なことが多いかもしれません。ここで車を運転する前に知っておきたいいくつかの事をまとめてみました。
目次
基本的なルールなど
幸いな事にニュージーランドは日本と同じ左側通行です。基本的なルールは色々ありますが、このブログで書くよりもNZTA(New Zealand Transport Agency)という政府機関が発行している日本語の運転ガイドを見た方がより正確だと思います。交通ルールだけでなく、運転免許に関することや、一般的な運転の注意なども記載があるのでぜひご参照を。
以降は、ガイドに載っていない、ニュージーランドのドライブ事情を書いてみます。
ニュージーランドで車を運転するときに知っておきたい事
ニュージーランドで運転するときに知っておきたい現地事情をまとめてみます。すべてが法律・交通ルールという訳ではありませんが、知っていると役立つTIPSです。
ガソリンスタンド・早めの給油を
ガソリンスタンドはPetrol Stationと呼ばれています。ほとんどスタンドがセルフ方式で、満タンはFILLと書かれたボタン、それ以外はXXドル分のガソリンといった形で入れる量を指定します。またスタンドによってはスーパーマーケットと連携して買い物額に応じてもらった割引チケットが使えるところもあります。
ある程度の大きさの街にはスタンドがありますが、それでもスタンドが50キロ以上無いようなことも多いので郊外に出るときには早めの給油をしてください。また地方では夕方や週末には営業をしていないスタンドもあるので気を付けてください。
街の間を通る幹線国道の運転
ニュージーランドの都市部以外の幹線国道(State Highway)は片側一車線で最高時速100キロところが多いので十分注意して運転してください。慣れない内の車の追い越しは、時折出てくる追い越しレーン(Passing lane)を使う方が無難です。また路面に小石なども多く車間距離を十分取らないと、跳ね石などでフロントガラスにヒビを入れてしまうことがあります。
特にレンタカーを借りるときはこういった傷やヒビがあるか十分確認して、チェックシートに書き込むように伝えてください。また自分で写真やビデオを撮っておくのも方法です。
有料道路の払い方
ニュージーランドのモーターウェイ(Motor Way)と呼ばれる高速道路は無料ですが、北島のオークランド、タウランガの一部の道路は有料です。料金所は無く、道路にあるカメラがナンバーを認識、それを基にNZTAのウェブサイトで支払うようになります。支払いはクレジットカードで簡単に出来ます。
http://nzta.govt.nz/roads-and-rail/toll-roads/
予め登録して事前に支払うことや複数回の登録・支払いもできます。一方で期日(5日以内)を超えても払わないとエキストラでお金がかかるので注意してください。
スピード違反
ニュージーランドのスピード違反の取り締まりはかなり厳しく、4キロ程度のオーバーでも捕まる事があります。特に休日を含んだ連休やクリスマス、イースターのシーズンは事故が多くなることもあり特に厳しい印象です。もちろんカメラによる取り締まりもあるのでぜひ安全運転を心がけてください。
バス専用レーン
都市によってはバス専用レーンがあり、朝夕のラッシュ時の時間指定されたレーンから終日専用のレーンまで設定されています。このレーンは緑色に路面が塗装されていてビデオカメラを使った取り締まりも良く見かけるので注意してください。
車上荒らし、車のロックを忘れずに
夜間や日中でも人気の少ない駐車場など車上荒らしが頻繁にあります。ロックを忘れないのはもちろんですが、車内に貴重品を残さない、また窓ガラス越しに見える位置にカバンなどを置かず座席の下に隠しておくことをお勧めします。
郊外での夜間の運転
幹線道路でも街を出るとほとんど、街灯がありません。知らない真っ暗な道を100キロのスピードで走るは結構怖いものです。夜間の運転に慣れていない方は日中の運転がお勧めです。
動物の飛び出し
特に郊外に出ると、鳥や小動物が飛び出してくることが良くあります。100キロで走っているところに急ブレーキを踏むのはかなり危険なので十分注意して下さい。特に夜間は車のライトをめがけてウサギが突っ込んでくることがあります。
郊外の未舗装道路
ニュージーランドの郊外にはまだまだ未舗装の道路があります。(Metal Roadと呼ばれることも)この道の運転は十分注意してください。制限速度は100キロの場合もありますが、これは100キロで走っても安全という意味ではなく、路面は滑りやすくカーブや急ブレーキなどで事故を起こすことが多くなっています。特に夜間は街灯もないのでスピードの出し過ぎは厳禁です。
楽しいドライブを
運転するときに色々注意したいことはありますが、一方でニュージーランドはドライブ旅行に向いている国でもあります。どうぞ安全運転で楽しい旅行を。レンタカーを借りるときはCBNの暮らしの便利帳も参考にしてみてください。