「これで完璧!クライストチャーチおすすめ観光地リスト50& 地図」の記事の中で、「クライストチャーチから日帰り、又は1泊程度する観光地として人気の町」の項目でいくつか候補をあげました。その中でも特に世界的に人気のある町がテカポ湖です。
実際には町ではなく、村。人口は400人ほど。そこに毎日4000人の観光客が訪れるのだそうです。
お目当ては何といっても真っ青な湖。
その奥には雄大なサザンアルプスがそびえるという、まさに絵葉書のような美しい景色を眺めることができます。湖のこのミルキーブルーは、「氷河が削った岩石の粉が溶け込んでいるために青緑色をしている(Wikipedia)」のだそうです。
テカポと言えば星空ですね。
空気が乾燥していること、また、晴天率が高いこと、その他、地形などのいろんな条件が重なって、天体観測に適した場所として注目され今に至っています。
手が届きそうなところにちりばめられた星たち。また、北半球では見ることのできないスケールの天の川も見どころ。
村全体で明かりを制限しているので、夜になると他の町より断然暗く、広大な星を見ることができます。また、星空ツアーに参加すると、ガイドさんから詳しい説明を聞くことができ、肉眼だけではなく大型望遠鏡で眺めるという経験もできます。
Mt John Observatory (マウントジョン天文台)
Mt Johnは海抜1031メートル、テカポ湖の村近辺が海抜700メートルほどなので300メートルほどの小さな山です。その頂上にある天文台は現在カンタベリー大学が運営し天文学などの研究で使用する施設で、星空ツアーなどにも利用されています。日中は一般にも開放されており、頂上まで行くと360℃見渡せる景色に圧倒されること間違いありません。
善き羊飼いの教会と牧羊犬の像
1935年に建てられたこの教会はテカポの湖畔にぽつんと建っています。背景には先述の湖とサザンアルプス、また、夜には世界一と言われる星空。絶景です。
そのすぐそばには牧羊犬の像。開拓時代に、コリー犬たちが牧場の境界から羊が逃げ出さないようにするという重要な仕事を担っていたのですが、農夫たちが「この犬が無しにはこの土地での発展はなかった」ということで、彼らをたたえて1968年に建てたのだそうです。
このほかにもいろんな見どころ・アクティビティがそろっています。
テカポスプリング
ホットスプリング、スパ、星空ツアー、冬はアイススケート、夏はスノーチューブ など。
冬はスキー
テカポを拠点にスキーをするのも人気のアクティビティ。日帰りできる主なスキー場が3か所あります。
サイクリング A2O (Alps to Ocean Cycle Trail)
ニュージーランドは全国にサイクリングコースがありますが、ここテカポはA2O (Alps to Ocean Cycle Trail) の出発点。マウントクック、またはテカポを出発してオアマルまで306キロのコースです。詳しくはこちら。https://www.alps2ocean.com/
マウントクック
マウントクックへは、片道車で2時間ほどです。日帰りする、または、ここからクイーンズタウン方面へ向かう途中で寄ることができます。
その他にも。。。
ヘリコプターでサザンアルプスを堪能、ゴルフで優雅に過ごす、乗馬体験。。。
いろいろ盛りだくさんです。。
宿泊施設
最近観光地としての知名度がどんどん高くなっているため、宿泊施設の確保は早めにすることをお勧めします。
ホテルから、モーテル、バックパッカーズまでいろいろそろっています。
カフェ・レストラン・バー・お土産
日本食からストーングリル、タイ料理、ピザなどなど、小さな村とは思えないほど豊富にそろっています。
スーパーマーケット
大抵小さい村にあるスーパーマーケットと言えば、Four Square。日本の小さなコンビニという感じです。
が、テカポは違います。2017年7月に、それまでのFour Squareが場所をかえて大きくなってオープン。
品ぞろえは豊富です。奥の冷凍コーナーは角が窓ガラスになっていて、ぜいたくな風景が眺められます!
近い将来のテカポの姿
さて、これだけ観光地として知名度が軒並み上がっているテカポ湖。当然、訪れる人の数もものすごい勢いで増えています。
今までののどかな田舎の村…という訳にもいかないのですね。
宿泊施設や公衆トイレの不足など深刻な問題も抱えています。
現在(2018年10月)、テカポ湖のほとりには2軒の建物が建設中です。
一つは、YHA。そしてもう一軒が星見ツアーを手掛けるアース&スカイの施設です。
いずれも来年前半にはオープン予定。
それぞれ、テカポ湖の重要な観光拠点になる事が予想されています。(写真は建設中のYHAとその予想完成図)
クライストチャーチからドライブ
シーニックルートがお薦め。
ニュージーランドらしい素晴らしい景色が期待できるルートです。
途中の見どころなどを含め、後日別の記事として書きたいと思います。