「『見積書』をお願いします。」というご依頼をよく受けますが、一概に『見積書』といっても、『Estimation』と『Quotation』では少しニュアンスが違います。
簡単に説明すると、『Estimation』は見積る者の経験に基づいた大まかな概算で、それに対し『Quotation』はより厳密な最終見積りになります。
『Estimation』はそれなりの経験のあるTraderでしたらそんなに時間をかけずに出すことができますが、『Quotation』となるとクライアントから正確な情報をすべて提供してもらわないことには出しようがありません。
建築で言えば、正確な図面、すべての材料や求める品質まで、きちんと提示してもらわないことには、『Quotation』は作成できないのです。建築で極めて正確な『Quotation』を求めるのでしたら、『QS』 (Quantity Surveyor) というその道のプロがいます。その場合、もちろん別途費用がかかります。
尚、新しい法律では、$20,000以上の仕事の依頼がある場合、ビルダーとクライアント双方で契約書にサインをしなければならなくなりました。