CBNが作った暮らしの便利帳はメンバーの村東みやこさんが編集責任者として作られました。村東さんはNew Zealand Classicの代表として日本からの車の輸入、またクラッシックカーの取引、輸出入などをされています。
今回のブログは、村東さんがニュージーランドに来て起業、現在に至るまでの経緯、CBNとのかかわりや便利帳が出来上がるまでの話をインタビュー形式で3回に分けておとどけします。
2回目はニュージーランドでクラッシクカーに出会ってから、またこれからやりたいことなどを伺っています。
クラッシックカーとの出会い
新田: MAIAX(前の会社名)の歴史を見ていると、ある時、急にクラシックカー(旧車)に転換したように感じますがその辺はどうですか?
村東: クライストチャーチに限らず、ニュージーランドの車は結構飽和状態で、車屋さんも多いし、私のような仕事してる人が多いというのもあるんですが、実はオーストラリアのある人から突然、今こっちにこんなクラシックカーがあるんだけど「そっちで売れない?」っていう飛び込みの電話があったんですよ。
新田: それは日本人?
村東: そうです、オーストラリアに住む日本の方です。たまたまイエローページを見てコンタクトしたのが私の会社だったのですが、日本人がやっていると知らずに電話をしたら、いきなり日本人が出て「えー!」っていう出会いがあったんです。それが「オーストラリアにこんなクラシックカーがあって売れないかな?」という電話で、「じゃあ私のお客さんに聞いてみます」って言ったらものすごい反響だったんですよ。
新田: それいつ頃の話?
村東: 多分、2009~10年くらいかな、それでものすごい反響があって、こんなに人気あるんだ!という所からスタートしたんです。最初はクラッシクカーをニュージーランド人向けとか、日本に向けてとかでやっていたんですが、そのうちニュージーランドの人から「こういったクラシックカーを持っているけど。」っていう話が来るようになったんですよ。
新田: クラシックカーやっている不思議な日本の女性がいるからちょっと電話してみよう、みたいな?
村東: そう!日本に売っているらしいよっていうのが広まって。だから自分から開拓してというより、お客さんのほうから提案をもらってという感じで。
新田: でもそういうチャンスをパンと捕まえてちゃんとビジネスとして進ませてるよね。
村東: そうですね、やったら反応があったので面白かったっていう感じですかね、最初は。
新田: 面白いことを追いかけていったらうまく転がっていったっていうことだ。
村東: そうです、そうです。
新田: 起業する人ってお金どうこうより、これって面白そうって、そっちの方にたまたま向いていったら、
村東: 勝手にお金がついてきたっていうパターン、
新田: 向こうからついてくることが多いよね。
村東: そうまさにそんな感じですかね。
新田: それで今は日本から輸入と、こっちからクラシックカーの輸出っていうのをメインにしているんだ。
村東: そうですね。それもやりつつ、うん。なかなかできないけどやりたいことは凄くありますけど・・・
これからやりたいこと。
Youtubeで放映中の番組でNZ通信のコーナーを担当、こんな事もしています!
新田: なるほど、じゃあやりたいことの中で今言えることはどんなこと?
村東: 何も新しいことじゃないです。今、私がクラッシクカーを扱っているのは、日本とニュージーランドとちょっとオーストラリアの三国間だけなんですけど、クラシックカーって言うのは世界にじわじわ広がりつつあります。もともとクラシックカーを好きな人っていうのは、凄く狭い範囲ではどこの国にも居ますけど、その狭い範囲がだんだん広がっているような気がして。だから、日本からとかニュージーランドからに拘らず、実は全世界行ったり来たりする物なんです。
新田: はい。
村東: 例えばスカイラインGTRが、以前は日本にあったけど今、ニュージーランドに来てます、ニュージーランドからオーストラリアにも行けば、ヨーロッパでも人気があるので、ヨーロッパに飛びます、で次に日本にはいいGTRが無いので買い戻すとかっていう感じでぐるぐる回るんです。そこのお手伝いが出来たらいいなーと。
新田: ネットもあるし、Webでもミーティングができるから、別にどこに居ても出来るし、世界のクラッシックカー市場を一気に牛耳る人になるかもしれないね。
村東: なりたいけど(笑)、ただいろんなリスクの問題があって慎重に進めないと中々出来ないですけどね。
新田: クラシックカーの事だったら「ニュージーランドクラシックに聞け」みたいな話になるようにね。
村東: そう言ってもらえると(笑)
これからニュージーランドで起業する人へ。
新田: これからニュージーランドで起業したい人にアドバイスがあったらお願いします。
村東: うん、難しいなあ。やっぱり情報じゃないですかね。情報取りあえず出来るだけ沢山集めるといいと思います。私はそれが足りなかったので一杯損をしました。もっと色々な人の話を聞いて、物事を選択して行くってことをもっとしておけば良かったなあと思います。
新田: 何かを始めるときに情報収集が足らない人が多いって聞いたことがある、自分で思っている10倍以上しないとダメだって。
村東: 私も本当にそう思います。
村東さんが編集責任者として制作した暮らしの便利帳は下からダウンロード