こんにちは。ニュージーランドクラシックの 村東 みやこ です。
今回は、先月のニュースレターの続き、日本のオークションから中古車を購入する場合の流れについて、お話したいと思います。
日本のオークションは、北海道から沖縄まで入札会を含めると約100会場において、毎週月曜日~土曜日まで開催されています。1週間で出品される台数は延べ約8万台に及びます。さすが車大国日本の中古車オークションですね。勿論各オークションで規模は違うのですが、大きな会場では、朝9時に競りが始まり、終了するのは夜中ということも珍しくありません。
会場には専門の検査員が常駐しており、出品車両を一台一台チェックして、外装・内装の状態・装備の確認・セールスポイント・注意事項を細かくチェックしていきます。そしてそれぞれにランクをつけるのです。
例えば
ランクS・・・初年度登録日より6か月未満で、走行10,000キロ以下であることが必須。すべての状態が新古車両レベルであること。
ランク6・・・初年度登録日より36か月未満で、走行30,000キロ以下であることが必須。また新しいモデルであることや、全ての項目において良い状態であること。
こういった感じでランク「5」「4.5」「4」「3.5」「3」「2」「1」「0」「R(A)」と続きます。
因みにニュージーランド市場向けは、平均よりも上の「4」は欲しいところです。「0」は事故現状、「RやA」は事故歴アリ等です。
つけられたランクは、購入する側にとって大変参考にはなりますが、ランク「4」でもニュージーランドでは修理が必要になる場合があります。ニュージーランドの基準とは少し違う部分があるのです。ですので、当社がオークションから車両を購入する場合は、会場に別途検査員を派遣します。この検査員の基準はニュージーランドスタンダードですので、ランクに隠れて見えない部分の状態をチェックしてくれます。
次回は、実際に車両入札から購入までをご説明したいと思います。
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