ニュージーランドでは海外旅行保険は必須です。

ニュージーランドは、公共の医療機関での病気の治療費はすべて無料です。(これはこれで、逆に大きな問題を引き起こしているのですがそれは又、別の機会に。)ただし国籍や永住権を持つ人に限られており、旅行者や留学生には当てはまりません。

#怪我の場合はACCという健康保険の様なシステムがあり旅行者も含めて治療費は保障されています。しかし、年々認定の基準が厳しくなっており、過信すると思わぬことになります。実際にスキー場で衝突して大怪我をし、ACCが適用されたにも関わらず自己負担が100万円程掛かった例を取り扱ったことがあります。

公共の医療機関で治療費が無料になる対象はおおざっぱに言うと
*国籍保持者
*永住権保持者
*通算2年以上のワークビザ保持者

#詳しくは下記で確認できます。
http://www.health.govt.nz/new-zealand-health-system/eligibility-publicly-funded-health-services

つまり、それ以外の人にとって病気の治療は例え公立病院であっても、自由診療と一緒で治療費はすべてお金がかかります。

アメリカなど医療費が高額な国にくらべれば、自由診療とは言っても、ニュージーランドは決して高い国ではありませんがそれでも、健康保険が行き届いた日本と比べると相当高額です。先日耳にましたが、旅行中に突然倒れ公立病院のICU(集中治療室)に8日間入ったところ合計で4万ドル(日本円で300万~350万)かかったそうです。またニュージーランド政府も旅行者に対し、適切な海外旅行保険に加入するよう強く求めています。加えて留学生は海外旅行保険の加入が義務になっています。

海外旅行保険・留学生保険に加入するにはいくつか方法があります。

1、日本で加入する。
インターネット、旅行代理店などで出発前に加入、一部の空港には自動販売機もあるようです。ただし出国をした後は保険に加入することが出来ません。海外でインターネットなどを通して申し込むと手続きが出来てしまう場合がありますが、申し込みそのものが無効、保険請求の時にはパスポートにある出入国日のチェックが入るので誤魔化すことは不可能です。
滞在を延長する場合、保険の延長も出来るのですが、期限を過ぎると延長が出来なくなるので十分注意が必要です。

2、クレジットカードの付帯保険
付帯保険の場合は適用条件、例えば旅行費用はカードで決済する必要があるなど、保険を使える条件が色々あるので必ず確かめてください。また最長で3ヶ月までという保険が多く、期間を過ぎると保険は適用されません。

3、ニュージーランドで加入する。
ニュージーランドで加入できる、旅行者・留学生用の保険もあります。日本の旅行保険と比べると掛金が安い場合(半分以下!)が多いようです。ただし手続きなどは英語でやりとりをする必要があるので、手助けをしてくれるブローカーや旅行/留学エージェントなどを経由して加入する方が安心です。

慣れない異国の地では、思わぬ病気や怪我は決して少なくありません。また保険なしでは、せっかくの旅行が台無しになるだけでなく、後々まで大きなお金の負担を残すことになります。どうぞ渡航の際は適切な保険にご加入ください。

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新田直人

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新田直人

ニュージーランド政府公認の保険アドバイザーです。(FSP55882) 見積もりやご相談は無料です、ご遠慮なくお問い合わせください。 naoto.nitta@aiafsn.com 日本語直通:0800-664-882

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