クライストチャーチ市内に張り巡らされた、バスのネットワークは、クライストチャーチに住む人だけでなく、観光で訪れる人にも良く利用されています。
バスの乗り方
バスの乗り方自体は、いたって簡単。前のドアから乗って料金を払う、又は、カードをセンサーにあてる、というだけです。
その事より、実は乗る前が重要。バス停に立っているだけだと通過してしまう事があります。来たバスが自分の乗りたいバスだと判明したら、ドライバーさんの目を見て、手を振りましょう。
バスの降り方
バス停に近づいてきたらボタンを押します。
バスの降り方は、降りるだけですから簡単です。ただ、降りる時に、ドライバーさんに「サンキュー」を言います。他の大都会ではあまりない、クライストチャーチの習慣です。
現金で利用する
バスに乗ったら、現金を払ってチケットをもらいます。2019年2月現在大人4ドル(ゾーン1料金)。これに、「2時間以内に1回という条件で乗り換え」が含まれています。
どういう事かというと、例えば、行先にたどり着くのにバスを2本使う場合、乗り換えを2時間以内に行えば4ドルだけで行けるわけです。また、行った先で用事を済ませて2時間以内に戻ってくるバスに乗ったら、やはり4ドルで済みます。
メトロカード
日本の鉄道会社などと同様、「メトロカード」なるものがあります。利点は何と言っても乗車料金が安くなる点。例えば、先の4ドルはというと2ドル66セントになります。その他、空港のバス停利用に追加料金がかからなかったり、無料乗り換えの条件が断然ゆるかったりします。
余談ですが、最近このカードが市内のストリートアートのデザインを使っていておしゃれに仕上がっています!
ゾーン
バスの路線は、クライストチャーチの郊外まで延びており、クライストチャーチ全域はほぼゾーン1、それより外側(北側と西側)がゾーン2とされています。ゾーン1と2をまたいで利用する場合は料金が変わります。また、空港発着、フェリー利用も別料金設定がされています。
以下に料金表を載せました。
バスインターチェンジ
街のど真ん中にあるバスインターチェンジ。市内を走るバスの大半がここを通過。バスを2本使う場合ここで乗り換えるのが便利な事が多く、たくさんの人でにぎわっています。カンタベリー地震で建替えになったおかげで、以前に比べ断然明るくおしゃれなターミナルに変身。まるで空港の様な空間です。
市内のバスの他、大半の長距離バスの発着地にもなっています。
ウェブサイト
メトロバスのウェブサイトはこちら。
バス料金や地図、路線情報はもちろんですが、”Plan your Trip”(乗り換え案内)のページが充実しています。リンクはこちら。
料金表
(2018年7月23日現在) | 子供 (5歳以上17歳以下) | 大人 | ||
メトロカード | 現金 | メトロカード | 現金 | |
ゾーン1 | 1ドル40セント | 2ドル | 2ドル65セント | 4ドル |
ゾーン2 | 2ドル | 2ドル80セント | 3ドル85セント | 5ドル50セント |
空港:片道 | 1ドル40セント | 4ドル | 2ドル65セント | 8ドル50セント |
空港:往復 | - | 7ドル | - | 15ドル |
フェリー:片道 | 2ドル45セント | 3ドル30セント | 4ドル70セント | 6ドル50セント |
フェリー:往復 | - | 6ドル60セント | - | 13ドル |
ゾーン1内の利用: ゾーン1の料金
ゾーン2内の利用: ゾーン1の料金
ゾーン1と2をまたがって利用: ゾーン2の料金
ゾーン1又は2とフェリー利用: フェリー料金
無料乗り換え
現金払いの場合:2時間以内、同一ゾーン内の無料乗り換えが1回に限り可能。(空港発着およびフェリー利用は含まれない)
メトロカード利用の場合:2時間以内、同一ゾーン内、および空港発着の無料乗り換え可能(回数制限なし)
空港区間の利用
現金払いの場合:空港発着は無料乗り換えの対象になりません。
空港路線を利用の場合も、空港の一つ手前での乗降する場合は、ゾーン1の料金。無料乗り換えの対象になります。
空港往復チケットはバスの運転手から購入可能
メトロカード利用の場合:空港区間利用(空港発着)の場合もゾーン1の料金。
メトロカードを購入する
メトロカードは、以前はクライストチャーチに1,2泊しかしないという旅行者にもメリットがあり人気がありましたが、現在の仕組みでは、ある程度利用回数が無いと元を取れなくなってしまいました。
とは言え、クライストチャーチ在住の人に限らず、ロングステイ、留学やワーホリなどで滞在している人には強い味方だと言えます。
メトロカードはバスインターチェンジをはじめ、図書館などの施設で購入できます。詳しくはこちら。
メトロカードを購入するには、10ドルかかります。また、同時に運賃を最低10ドルチャージする必要があります。身分証明書の提示を求められます。
カードの残高は、バスに乗るときやバスインターチェンジ、また、メトロバスのウェブサイトでチェックできます。
また、必要であればチャージも同時に出来ます(バスの乗車時にチャージする場合は現金のみ)。ウェブサイトでチャージするにはアカウント登録が必要です。
メトロカードについて詳しくはこちらから。
バスを利用してみる!
さて、ここまで読んで、何だかバスに乗りたくなった方・・・。でも、特に行く先もないし・・・?
そんな時、観光スポットやレストランなどをわかりやすく日本語でまとめた、「暮らしの便利帳」をお薦めします。これを見てお天気のいい日にちょっとクライストチャーチの街中を散策してみませんか。
・下のリンクから閲覧、ダウンロードが可能です。(無料配布)
クライストチャーチ暮らしの便利帳(PDF/17.8MB) (ダウンロードする場合はこちら)
ご自宅や滞在地から、街のバスインターチェンジに行けば、そこから徒歩圏内に人気の観光スポットが沢山あります。
また、この便利帳で行きたい先が見つかったら、メトロバスのホームページにある”Plan your Trip”(乗り換え案内)のページを使って、バスのルートを簡単に検索することもできます。
是非ご覧ください!
上記のコンテンツや情報においては、可能な限り正確な情報を掲載するよう努めていますが、情報が古くなったりすることもあります。また、全情報を翻訳転記したわけではありませんので、詳細はご自身でご確認ください。