スーパーマーケットのスナックコーナーには、色んな種類のポテトチップスやコーンチップス、
ビスケットやクラッカーなどが所せましと並んでいますが、そんな中、ポーク、つまり豚を素材としたスナックを見つけたので紹介します。
ポークを素材としたスナック菓子
その名も、スニックス (Sniks)。 お値段は3ドル弱(約240円)。ポークと言っても、その皮を揚げてスナック仕立てにしたものです。
イギリスで人気
イギリスで人気のスナックで、ポークスクラッチング、ポーククラックリングなどと呼ばれます。
(“クラックリング”はローストポークのカラッと仕上げた皮の部分を指すこともあります)
特にビールのお供として人気です。
スニックス社を創業したご夫婦もイギリス出身。ニュージーランドに移住してから、
今まで身近にあったポークスクラッチングが恋しくなり、作り始めたのがきっかけだったとか。
今やニュージーランド各地に広まり、スーパーだけでなく、パブやリカーショップでも売られているそうです。
さて、スニックスには青と白のパッケージがありますが、最初に発売されたのが青のパッケージ。
豚の皮を揚げたものに秘伝のフレーバーをつけた典型的なポークスクラッチングスナックです。
白のパッケージは後発で、フレーバーをつけず、素材の味を生かしたもの。わずかに塩味をつけてあるそうです。
イギリスやニュージーランドだけではない。
ちなみに、豚の皮(そこに付いてる脂身も含めて)を素材にした食べ物は、世界各国で食されているそうです。
日本では、沖縄のあんだかしーが有名どころ。また、タイではケップ・ムー、ラテンアメリカではチチャロン、それぞれの呼び名は日本でも聞かれるようになってきました。
自分で作る
ポークスクラッチングはもちろん家庭で作ることもできます。
まずはポークの皮を入手します。案外、スーパーのお肉売り場に売っています。
買い手がいなければ捨てる部位ですので、かなり安く売られていますし、たいていのお肉屋さんでも安く分けてくれます。
この皮の部分に切れ目を入れたり、適当な大きさに切ってからオーブンで焼くだけ。
手に入れる皮の状態や、くっついている脂身の量などによって出来上がりに少し差が出ますが
簡単にできるおやつです。
バーでも食べられる
ビールのおつまみとして人気というくらいですから、バーやパブでも食べられるところがあります。
クライストチャーチ市内では、クラフトビールのメッカ、Pomeroy’s Old Brewery Innのポーククラックリングがお皿に山盛り、8ニュージーランドドル(約640円)で人気。これ、仕入れ先が、クライストチャーチで人気のお肉屋さん、Peter Timbs Meats Ltd のもので、脂身が少なく、皮の部分がカリカリに仕上がっていて、食べやすいです。
最後に。
わざわざパブに行ったり、自分で作ったりはちょっとという方、まずは、スーパーで手に入るこのスナックをぜひお試しあれ。
また、手軽なお土産としても最適ですよ。
Pomeroy’s Old Brewery Inn ホームページ