パソコンの寿命は一般的にどれくらいあるかご存知ですか?
もちろん個体差や使用環境によって違いますが、一般的に3年から5年でなんらかの不具合が出てくるケースが多いと言われています。中には10年以上トラブルなしという強靭なパソコンもありますが、パソコンは精密機械で沢山の部品が使われているため、ある程度の故障は止む得ません。
パソコンの故障の中で最もダメージが大きいのはハードディスクではないでしょうか。
パソコン内にある大切なデータはハードディスクに保存されるため、そこが壊れると中のデータが全部失われてしまう危険があります。
今までパソコンに保存していた文書や写真、ビジネスデータが全部消えた!なんてことになったら、目も当てられませんよね。
故障したら取り返しがつかないといった意味では、ハードディスクの寿命=パソコンの寿命と言ってもいいかもしれません。
そんな大事なハードディスクですが、実はパソコンで使われている部品の中でも故障しやすいパーツの一つです。
ハードディスクの中身を見たことがある人はあまり多くないと思いますが、CDのようにデータを記憶する円盤(磁気ディスク)が中でクルクルと高速で回っていてそこにデータを書き込みます。
物理的に動いているパーツなので、摩耗やショックに弱いという特徴があるのです。
使用期間が長ければ長いほど故障するリスクが高まるので、必ず大事なデータはバックアップを取ることが重要です。ハードディスクはいつかは必ず壊れるものとして認識しましょう。
ちなみにこのハードディスクは突然壊れる場合もありますが、壊れる前になんらかの兆候が出る場合もあります。
パソコン内部からいつもと違う音がする、データの読み込みや表示が遅くなる、ファイルが一部読めなかったり、保存できなくなる、などが兆候として挙げられます。
こうなった場合はなるべく早く、外付けのUSBドライブやハードドライブ、もしくは書き込み可能なCDやDVDにバックアップを取るようにしてください。
また以下のようなハードディスクの状態を診断するフリーソフトもあります。
Cristal Disk Info
http://crystalmark.info/software/CrystalDiskInfo/
これでチェックして、ハードディスクの健康状態が「注意」となっている場合は早めの交換をお勧めします。